Sylvester Stallone hits the canvas

Sylvester Stallone hits the canvas
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/visual_arts/article6980062.ece
Jan 10, 2010 – Times online

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昨年12月3日~6日に開催されたArt Basel Miami Beachにてチューリッヒに拠点を置くGmurzynska Galleryからスライの絵が提出さた件について。それについてのフォロー記事だと思われます。長すぎるので読むのも一苦労と思いますが、興味深いので是非どうぞ。

絵はたしか40,000ドル、50,000ドルで展示した日の午後には売れてしまったようですがスライは大変興味深いことを述べています。映画製作と自ら描く絵画なり芸術活動について映画製作は何百人単位という多くの人間と関係するものであるので、自らのアイディアの多くは失われたり妥協の必要がある。又スライの映画は言語を英語としていますが、公開される国で更に翻訳作業を加えられるので、個人視聴者に届く頃には当初の目的の40%残っているかどうかだろう。それに比べて絵画は自分が書いて、そして見せての作業なので全ての責任は自分ひとりにある、つまり自分自身のようなものだという、大変まっとうな現実についてです。

もうその通りというか、そこまでさらっと云われてしまっては次の言葉がありません。しかし何と云うか、こういうことをさらっと云えるというのは凄いなと思います。それは自分がスライファンだから特に彼に肩入れしているからとかではなく、彼は判っているのだと思います。

確かに私たちは「正解」を求める傾向にあります。「1+1=2」という単純なものを求めています。しかし現実には1+1は必ずしも2ではないのは証明済みで、それ以前に「1」という表記が曖昧且つ便宜的であると理解している者にとってはしごく当然のことであるし、また唯一の真実です。自分は大学で某学部に籍を置きましたが、そこで学んだことは「正解なんてない、あるはずない」ということだけでした。

Photobucketたとえば映画が公開される時、私たちは字幕を読みますが、そこで目にするのはプロ翻訳家の仕事です。だとしてもそれらはけして「正解」ではありません。雑誌インタビューについても同様です。プロがやってもアマがやってもその違いは「程度が良いか悪いか」だけで、共通して結果は同じです。言語の研究もそうですが全ては過去からの積み重ねの結果であり、それは今この時も成長を続けています。正解はありません。スライは全部判っています。

スライが絵を描き始めたのはかなり以前からだと彼の口から語られています。彼は表現者なのですね。正解のない世界で、それでも「伝えよう」とする(つまり、もがきあがこうとする)気力があります。妥協の必要性を認めつつ、そこで己の表現をどう伝達すべきか試行錯誤してきたのでしょう。そう考える時いつか彼の映画は、ショット、シーン、場面について多くを語られる日が来ると思えてなりません。

彼は事象を多面的に捉えようとします。スライはクールです。こんなことをさらっと云ってしまう人はなかなか居ないのではないでしょうか。

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2件のフィードバック

  1. メモさん、こんばんは。
    3連休を楽しく過ごされておられますでしょうか。私の方は年初のスタートの躓きが祟っており、未だ各方面の作業に追われている状況です。なんとか最後の一日くらいはのんびり過ごせると良いのですが…。

    そして…スライの絵画!! その絵というのはこの背景のカラフルなものがそうでしょうか? だとするとなんとも前衛的な感じです。エネルギッシュ。

    映画というのは大変な集団作業で、数百人の才能と努力が束ねられて一本の作品になるわけですから、どうしたって個人の思いはある程度削がれてしまうものですよね。予想外のものが出来上がる楽しさがある一方で、自分の思い通りには決していかない。結果、その反動として完全に個人的な作業に没頭する…深いところまで理解出来ているとは言えませんが、我々一般人にしてみても十分納得の出来る話です。

    思い出したのは昨年末に不幸な事故に遭われた片山右京氏。彼はF1現役時代末期の頃に本格的な登山を繰り返し行っていたのですが、それもやはり大集団の中でどんなに孤軍奮闘したところで、結局モノ・カネ・ヒトの大きな動きには抗いきれないという、その空しさに対する反動が原因だったと以前どこかで読みました。

    人に倦み、人に疲れ、単独作業に没頭し、やがていつしか再び人と繋がっていく。我々は結局そういうサイクルを順繰りに追っていかるだけなのかもしれません。先日NHKで拝見した登山家・栗城史多氏のドキュメントも大変興味深かったですので、もしどこかで視聴が可能なようでしたら是非。

  2. ZIMさん、こんばんは^-^
    三連休も今日で終わりですね。お仕事お疲れ様です、今日はゆっくりと出来ましたか?スライの背景にある絵は「The Electric Burst of Creativity」という作品名なのだそうです。

    >サイクル
    いつも誰かと居るわけでもなく、いつでもひとりで居るわけでもなく、半分で割ってふっつけた感じで「中間」に位置しようと自然と身体が動くのかもしれません。バランスはとても大切だと思いますし、自分も常にそれを心掛けたいと思います。

    ところで話し変わってAmazonが7日まで送料無料キャンペーンをしていたので「時計じかけのオレンジ」の原作本を購入致しました! 映画を観たのは高校時代に一度だけ(!)ですが今日商品が届いて喜んでいます。10Pほど読みましたが、ナッドサッド語? 人工言語だと思うのですが、当時あまり気にしていませんでした。
    こちら系の映画作品だと「1984」「未来世紀ブラジル」あとは「リベリオン」もギリギリこの仲間に入るかなとぼんやり考えていましたが、その他どんな作品がありますでしょうか。上記3つはすべて観賞済みです。

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